大切なからだの話を聴きました!
2024年9月12日
4歳児さん(年中)、5歳児さん(年長)を対象に「からだの話」についてお話を聴きました。
講師は、元中高保健体育教諭で、現在は思春期保健相談士、性教育講師の和田なほさん。
キプタス(沖縄性教育コミュニティ)を運営している方です。
この話を聴くきっかけは、
5歳児担任が「体の事に興味のある男の子がいて、どう対応したらいいか困っている」との一言から。
なかなか、日本では、子どもに対する性教育は、ハードルが高いと認識される傾向にあり
保育士もどのように話したらいいのか悩んでいました。
しかし、保育園を卒園した後、小学校へ進級すると生活環境が広がり
いろいろな場面で自分をどう守るか?考える機会に向き合うことになるのでは?
今から知識として覚えておくだけで、自分や他人の身を守れるのでは?と考え、この機会をもちました。
からだの事を話す前に、「あたま、かた、ひざ、ぽん♪♪」のなじみのある歌でからだの部位を確認。
そのあと、実際の子どものからだを模造紙の上になぞり、頭の上から爪の先まで細かい部分まで
丁寧に確認しました。
からだの中でも特に大切な「プライベートゾーン」について確認し
絶対に人には見せたり触らせてはいけない部分であることを学びました。
また、普段の生活の中で、嫌なことをされたら「いやだから、やらないで!」と
ハッキリと言えることが大切であることも話して下さいました。
私達の園の理念にも『自分を大切にし、他人も大切にできる子どもを育てる』とあります。
まさに、今回の話は、自分を大切にすること、相手を思いやることの大切さを学び
とても共感できる内容でした。
「性教育」に対して大人は少し抵抗感がありますが、今回のお話しを聴いた子ども達は
楽しみながら自分のものとして受け入れたような気がしました。