色水あそびを楽しもう! 遊び・学びの世界

【色が変わる!】探究心くすぐる色水あそび


全国の保育者や保護者に「大人が楽しいと子どもが育つ」をキーワードに遊びを提案している合同会社アルテコローレの桐嶋です。

夏に色水あそびを取り上げる機会は多いと思います。子どもは水に触れることが大好きですし、たくさんの色でワクワクを刺激して楽しい思い出がいっぱいの遊びを体験させたいですね。
色水あそび動画では、子どもの視点を育み、探究心をくすぐる色水あそびをご紹介しています。実際の子ども達の様子や、どんな道具を使っているのかもここでお話ししていきます。

【そざい探究あそび】色水

■水性ペンでつくる色水

色水は絵の具、食紅、自然物、チョークやインクなど、様々な素材でつくることができます。身近にある素材を探してみるのもおすすめですよ。子ども達に新しい色水あそびの提案ができるかもしれません。

水性ペンで色水を作ろう

動画では、水性ペンで色水をつくっています。ペンを握り自分でつくるという過程が子ども達の探究心をくすぐります。

■色水あそびは何歳から始められる?

クレヨンを握って線が描けるくらいの年齢になったら、乳児でも挑戦できます。まだ難しいのでは…と、できない・やらない理由を考え出すと、子どもの知識経験を積み重ねる機会を奪ってしまうことになります。もちろん保育者の手助けが必要な場面はありますが、保育者が寄り添って体験する機会を大切にして欲しいと思います。乳児でも大人が思う以上にできることが多く、子どもの姿を知る良い機会になります。保育者も無理なく、気軽に、子どもの姿を見守りながら一緒に色水あそびを楽しんでみましょう。

■視点を育み、探究心をくすぐる実践

透き通った美しい色水を、いつもジュース屋さんごっこでパターン化してしまうと勿体ないです。ひんやり、ちゃぷちゃぷ、 キラキラといった水の性質を五感で楽しみながら、たくさんの色をじっくり観察したり、変化させたりして遊んでみましょう。

探究心をくすぐる色水あそび

例えば、保育者からはこんなアプローチを。
ずらりと一列に並べて色比べ。子どもが色をじっくり観察する時間をつくります。
インクの濃さによって黄緑色・緑色、水色・深い青色と少しずつ色の違いがあるので、ペットボトルを並べ替えてグラデーションにして見るのも面白いですね。

色水を混ぜ合わせる

続いて、ボトルの水をカップに注いで色比べ。
更に2色、3色と混ぜて新しい色を無限大につくり出していく過程を体験。子ども達は夢中になって楽しみますよ!

角度を変えての色水観察

様々な角度から色水観察を楽しみ、見方を広げる提案もしましょう

太陽の光を色水に当てると影が彩る

屋外で太陽に透かして見ると、子ども達の足もとに色水の影がゆらゆら。
保育者から子ども達にこのような視点をあの手この手で提案できると良いですね。

色水あそびの準備物

動画ではこのような道具を使っています。
ペットボトルは子どもの手に合う300mlくらいの大きさのものが使いやすいです。透明カップはコンビニスイーツ、ゼリーやプリンのカップをできるだけたくさん集めておきましょう。これらの道具は、全て100円ショップやスーパーなどで揃えられます。

スポイトで色水を垂らす

タレビンは、弁当の中に同梱されるソースなどが入った小さな容器のこと。スポイトの代わりに使います。机にビニールシートを広げ、タレビンで色水を垂らすと、シートに弾いた色水がぷっくり可愛い水玉になります。

子どもの発達に合わせて道具を準備


道具は子どもの発達に合うものや、扱いやすいものを選びます。ビニールシートに色水が弾くなど、保育者のちょっとした工夫によって子どもが楽しい発見ができることも、遊びがうまくいくポイントです。
この色水あそびの中では、遊びの過程に「つくる・観察する・道具で遊ぶ」といった変化をつけています。変化があることで子どもが飽きることなく、興味を深め、意欲的に遊ぶことができます。

色水をゼラチンで固める

遊び終えた色水を寒天やゼラチンで固めこうしてかたちを変えて楽しむのも、子ども達にとっては新たな発見の機会になりますね。
この実践をヒントに、保育者も子どもと同じ目線で発見を楽しみ、自分なりの発想で、色水あそびを1度限りで終わらせずにどんどん広げていってくださいね。

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