保育園はいつから預けられる?0歳児で預けた場合のメリット・デメリットや実際の声もご紹介

早めに仕事復帰をしたいと思っても「0歳児から保育園に預けても大丈夫?」「他のパパママはどうしてる?」と保育園入園時期をどう決めればよいのかは迷うところではないでしょうか。
今回は、0歳児で保育園に預けた場合のメリット・デメリットや実際の声についてご紹介します。

0歳児は生後57日以降であれば保育園に預けられる

保育園には生後57日(生後2か月)の0歳児から預けることができます。労働基準法により産後2か月は働いてはいけないと定められているためです。

また、4月1日時点の年齢によって0歳児クラスか1歳児クラスか決まるため、満1歳で育休を終えて入園する場合も、入園するクラスは「0歳児クラス」となります。
保育園によって入園できる子どもの月齢・年齢は異なります。0歳児クラスはなく、1歳児クラスからしかない保育園の場合、入園可能なのは4月時点で1歳を過ぎてからですので、園ごとに確認しましょう。

0歳児を保育園に預けるメリット・デメリット

実際に0歳児から保育園に預けた方にメリット・デメリットを聞いてみました。

メリット

「1歳で入園するよりも保育園に入りやすい」
「はやく職場復帰できる」
「保育士に育児の悩みを相談できる」
「離れた時間があったほうが一緒にいる時間が充実する」

保育園では年齢ごとに定員数が決まっており、1歳児以降は持ち上がりが多いため、定員数が埋まっていることが多く、募集人数が少ない傾向があります。0歳児は持ち上がりがないため、募集人数が多いので競争率が低く、比較的入園しやすいと言われています。

また、保育園にはやく預けることでその分職場復帰もはやめられる、保育士さんに育児の悩みを相談できるといったメリットもあるようです。その他にも、生後半年から預けた場合、保育園で栄養管理された離乳食をもらえている安心感があるといった声もありました。
保育園を利用することで安心して子育てができるメリットもあるようですね。

デメリット

「子どもと過ごす時間が少なくなる」
「夜泣きが残っている中での仕事復帰は体力的に大変」
「母乳育児だと、ミルクに慣れさせるのが大変」
「子どもが体調を崩しやすい」

当然ですが、保育園に預けている時間分、子どもと過ごす時間が少なくなってしまいます。ただ、家でずっと育児と家事をするよりも仕事をしたほうがストレスが減る、離れた時間があったほうが子どもと一緒にいる時間が充実するといったお声もあり、メリットと感じられる方も多いようです。

また、デメリットとしては、育児と仕事の両立で、体力がついていかない…なんてことも。その他にも子どもが体調を崩しやすく、仕事を休みがちだったという声もありました。保育園に入れたからといって、産前のように働けるわけではありません。子どものためにも自分のためにもゆとりを持って働けるような復帰環境を整えられるとよいですね。

0歳児の保育園入園までの流れ

ここからは、保育園入園までのおおまかな流れについてご紹介します。

1.自治体へ相談
2.園見学をする
3.入園申込書類の提出
4.保育園入園内定通知が届く

まずは自治体へ相談し、0歳児から入園できる保育園を探しましょう。

申込方法や入園までの流れ、保活の年間スケジュールについては下記の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
保育園への申し込み方法や入園までの流れとは?申込時期や申請方法を紹介
【誕生月別】保活の年間スケジュールや保活をすすめるうえでの注意点

0歳児の保育にかかる費用はどれくらい?

保育料は預ける保育園の種別により異なります。
認可保育園であれば住んでいる地域の基準と世帯年収で決まりますが、認可外保育園は園独自の基準で定められていますので、希望する園に確認しましょう。

保育料について詳しくは下記の記事をご覧ください。
保育園の保育料はいくらかかる?計算方法や無償化についてご紹介

0歳児から保育園に預けた保護者の声

0歳児から保育園に預けた方に、預けた理由や実際に預けてみてどうだったかを聞いてみました。

0歳で預けた理由は?

1歳児からの入園が難しく、認定外保育園に預けることで保育の指数で加点対象となるので、0歳半年で認可外保育園に預けて、1歳から認可保育園に入園しました。

実際に預けてどうだった?

一人目の時は、家でひとりで家事と育児だけをしている状況が精神的に辛かったので、仕事に行けてすごく楽になりました。両親が両方とも遠方で、周りに育児を相談できる相手がいなかったこともあり、仕事復帰後は仕事で社会と繋がれるし、育児の悩みは保育士の先生に相談できて、すごく安心しました。
2人目以降は1歳から預けましたが、子供の体調面や精神面で、何か違いがあるようには感じませんでした。

これから保育園に子どもを預ける方へのメッセージ

保護者が楽しく幸せな育児ができる環境をつくることが一番だと思います。
赤ちゃんとの時間を可能な限り長く持つのもいいし、赤ちゃんとの時間を充実させるために自分の時間を作る選択もあっていいと思います。
いろいろな人や環境と触れ合うことも赤ちゃんの脳にはきっと良い刺激になるはず。

昔はみんなで子育てをしていたというし、保育園はみんなで子育てをする新しい形だと思うので、遠慮せずに自分の好きなタイミングで利用するとよいと思います。

まとめ

0歳児で保育園に預けた場合のメリット・デメリットや実際の声について紹介しました。
0歳児から保育園に預けていいのかな…と不安に思う方もいるかもしれません。仕事復帰の時期や仕事と育児の両立について、ご家庭でしっかり話し合ったうえで入園時期が決められるとよいですね。

(文:上久保歩美、編集:ホイシル編集部)

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