台東区の保育園に途中入園はできる?申し込み方法は?

台東区の保育園は申請すれば年度の途中でも入園が可能です。
子どもが保育園に入園するのは、多くが年度のはじまりの4月ですが、4月入園の選考に落ちてしまったり、子どもの月齢などさまざまな理由で年度の途中で入園する場合もあります。
今回は台東区の保育園の途中入園について、申し込み方法やどんな書類が必要かご紹介します。

台東区の保育園に途中入園はできる?申し込みの流れとスケジュール

台東区の途中入園申し込みの流れとスケジュールは以下の通りです。

①まずは周辺保育園の情報収集をしよう

まずは自宅周辺の保育園の情報収集をして、候補となる保育園をピックアップしましょう。

ピックアップするポイントは以下の通りです。

  • ・年度途中に空きがあるか
  • ・自宅から保育園までの距離
  • ・入園可能な年齢
  • ・保育時間

年度途中の入園枠の空き状況は、台東区役所のホームページで確認できます。
毎月最新情報が更新されるので、随時チェックしましょう。
参考:【最新版】台東区の保育園の入園可能人数

保育園によって受入れ可能な年齢が異なるので、ご自身の子どもが対象年齢に当てはまるかどうか確認が必要です。
特に0歳児クラスは、受け入れ可能な月齢に違いがあるので、注意しましょう。
また開園時間にも保育園ごとに違いがあるので、開園時間が希望する保育時間を満たしているか、確認が必要です。
台東区の各保育園の詳細な情報は下記リンクをご覧ください。
参考:公立保育園、公立子ども園の施設案内
参考:私立(民営)認可保育園(認可保育園・認定こども園(長時間)・地域型保育事業)施設案内

②園見学をして希望園を決めよう

候補となる保育園をいくつかピックアップしたら、保育園の見学をして、希望園を決定しましょう。
実際に見学することで保育園の特色や雰囲気が分かります。希望園を決定する判断材料になりますので、可能な限り実際に見学することをおすすめします。
台東区役所のホームページにも、下記のような記載がありました。

台東区では、入園申請に先立ち公私立保育園を見学等していただくことをお願いしています。(慣らし保育の期間・保育の特色等が各園によって異なる場合があります。区立園であっても、運営しているのが「区」以外の園は、私立と同様に必ず見学やお問合せなどにより、詳細な決まりごと等についても説明を受けてください。)
参考:各園のご紹介

見学を希望する保育園に直接連絡して、見学希望の旨を伝えましょう。
保育園によって園見学の日程や定員が決まっている場合があり、見学を希望してもすぐに見学できるとは限りません。早めに連絡して予約することが大切です。
台東区の保育園利用申請書には、希望園を第10希望まで記入する欄がありますが、それ以上の希望園を記入することもできます。
可能な限り多くの保育園を見学して候補を増やし、希望園を多く記入できると、入園できる可能性は上がるでしょう。

③認可保育園の申し込み方法は3種類ある

希望園が決定したら必要書類を用意して自治体へ申し込みをしましょう。
希望園が認可保育園の場合は台東区に利用申し込みをするのに対し、認可外保育園の場合は、各保育園に直接利用申し込みをします。
今回は認可保育園の利用申し込みについてご紹介します。認可外保育園の場合は、直接保育園に申し込み方法を問い合わせましょう。

台東区の認可保育園の申し込み方法は3種類あります。

  • ・窓口申請‥必要書類を事前に記入して、台東区役所児童保育課窓口へ持参する。
  • ・郵送申請‥必要書類を記入して、台東区役所児童保育課へ郵送する。
  • ・電子申請‥「ぴったりサービス」を利用して、必要書類をスキャンまたは撮影して送信する。

電子申請の詳細は、台東区役所ホームページでご確認ください。必要書類の詳細は、次の項目でご紹介します。
台東区の令和6年度途中入園申し込み締切は、おおむね入園希望の前月の10日です。
窓口の申請と郵送・電子申請とで締切日が異なるので、申請方法に応じて間に合うように申請しましょう。
令和6年度の詳しい申し込み締切日は、以下の表の通りです。

参考:「令和6年度 保育利用のご案内」パンフレット│台東区(P2)

台東区の途中入園の条件と必要書類

台東区の保育園に入園するためには、家庭状況が「保育が必要である」と認められなければなりません。
家庭の状況が「保育が必要である」条件に当てはまる場合、必要書類を用意して申請すると、保育園入園の審査を受けることができます。「保育が必要である」条件と、申請に必要な書類を具体的にご紹介します。

「保育が必要である」と認められる条件

台東区が「保育が必要である」と認める条件は、以下の10項目です。

  • ・ 就労(月48時間以上、パート・夜間就労・居宅内労働などすべての就労を含む)
  • ・妊娠、出産(出産予定日から起算して前後8週間)
  • ・保護者の疾病・負傷・障害・指定難病
  • ・同居又は長期入院等している親族の介護・看護
  • ・災害復旧
  • ・求職活動(起業準備を含む)
  • ・就学(職業訓練校等における職業訓練を含む)
  • ・虐待やDVのおそれがあること
  • ・育児休業取得中に、既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること
  • ・その他、上記に類する状態として区が認める場合 

参考:「令和6年度 保育利用のご案内」パンフレット│台東区(P10)

保護者全員が上記のいずれかの事由によって、家庭で子どもの保育ができないことが常態となっている場合、「保育が必要である」と認められます。

申請に必要な書類は家庭の状況によって異なる

保育園の入園申し込みには、必要な書類が複数あります。家庭の状況によって必要な書類が異なるのでよく確認しましょう。書類の不足や不備があると、入園できなくなる可能性があるので、必要書類は複数回確認することが大切です。
台東区の保育園の途中入園申し込みに必要な書類は以下の9点です。

  1. 子どものための教育・保育給付認定申請書(★)
  2. 保育所・認定こども園(長時間)・地域型保育事業・緊急保育室利用申請書(★)
  3. お子さまの健康状況申告書(★) 
  4. 確認票① (★)
  5. 確認票② (★)(複数の子どもの入園申込をする方のみ)
  6. 申請書類チェックリスト (郵送で申請する場合のみ)
  7. 母子健康手帳の原本 (郵送で申請する場合及び、区外の方が台東区の認可保育園等を希望する場合は、出生時・健康診査のページ(現在の年齢まで)・予防接種のページの写し)
  8. 保育の必要性が確認できる書類 (保護者全員分)
  9. その他、状況に応じて必要な書類

参考:「令和6年度 保育利用のご案内」パンフレット│台東区(P20)

(★)がついている書類は、台東区指定の書式を利用してください。指定の書式は、台東区役所窓口(6階⑧番窓口)で受け取るか、台東区のホームページからダウンロードできます。
「保育の必要性が確認できる書類」は、以下のいずれかの書類が必要です。

参考:保育園の入園申込

「その他、状況に応じて必要な書類」は以下の通りです。

参考:保育園の入園申込

どの書類を提出すればよいか迷うときは、台東区役所へ問い合わせると安心ですよ。

台東区の途中入園の倍率

台東区の途中入園の倍率は公開されていません。令和6年4月入園の申請人数より、年齢別の倍率を算出すると以下の通りでした。

年齢倍率
0歳児0.84倍
1歳児1.33倍
2歳児0.83倍
3歳児0.96倍
4歳児0.32倍
5歳児0.05倍
全年齢0.86倍

参考:入園申請状況

年齢別の倍率をみると、1歳児の倍率が高いことが分かりますね。
人気がある上位10園の全年齢の平均倍率は、3.29倍でした。特に人気がある保育園の1歳児の倍率は14倍と、かなり高い倍率です。
保育園によっては1歳児でも倍率が低い園がありますので、1歳児だから途中入園は無理だろうと諦めず、倍率も参考にしながら希望園選びをしてみてください。

入園内定したらすぐに入園準備を!

途中入園の内定が決定すると、前月の20日頃に電話連絡で内定の報告、面接、健康診断の日程が伝えられます。
その後、指定された日時に内定した保育園で面接、健康診断を行います。面接、健康診断を受けられない場合は、内定取り消しになってしまうこともありますので、必ず受けるようにしましょう。
途中入園の場合、内定の連絡から入園までの期間が短いので、慌ただしくなってしまいますが、持ち物など準備物は入園する園が決まってから用意することがおすすめです。
保育園によって持ち物が異なり、事前に準備したものが入園する園では必要ない可能性があるからです。
内定の連絡が来たら、面接や健康診断の日程調整をすぐに行い、持ち物は準備物が分かってから用意しましょう。

途中入園できなかった場合

途中入園できなかった場合は、自治体から「利用調整結果通知書(不可)」が送られてきます。
申し込みは申請した月より1年間有効なので、1年間は毎月利用調整が行われ、内定した場合には前の項目でお伝えしたように、入園する前月の20日頃に内定の電話連絡があります。
1年間経過しても内定しなかった場合、再度申請が必要です。
待機児童が多い希望園や年齢の場合、途中入園は難しい場合もあります。

その場合は、以下の選択肢も視野に入れましょう。

  • ・認証、認可外保育園に申し込む
  • ・ベビーシッター、保育ママを利用する
  • ・3歳以上の場合、幼稚園に入園する

それぞれの選択肢には、以下のメリットやデメリットが考えられます。

メリットデメリット
認証、認可外保育園認可保育園同様に継続して預かってもらえる。利用料金が保育施設ごとに異なるので、高額になる場合がある。
ベビーシッター、保育ママ1対1などの少人数での保育で、個々に合わせた対応が可能。都度予約が必要な場合がある。料金が高額になる可能性がある。
幼稚園継続して預かってもらえる。保育園に比べて預かり時間が短い。3歳未満は利用できない。

朝夕の時間帯に預かり保育を実施している幼稚園があるので、園によっては預かり時間が短いデメリットをカバーできる可能性があります。
保育園だけでなく、広い視野で検討してみましょう。
次の項目でご紹介するサイトなら、台東区内の認証、認可外保育園を検索することができます。

台東区の保育園を検索しよう

保活・園見学支援サイトのホイシルでは、台東区の保育園を簡単に検索できます。希望条件を選択して絞り込み検索が可能です。
気になる保育園があればサイト内から問い合わせすることも可能ですので、保育園選びにぜひ活用してみてください。

東京都台東区の認可保育園一覧│ホイシル

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