足立区の保育料は、保護者の世帯年収や子どもの年齢によって異なります。
この記事では、足立区における認可・認可外保育園の保育料の違いや、世帯年収別のシミュレーションを詳しく解説します。
また、保育料無償化の条件についても触れ、対象となる家庭がどのような基準で無償化の恩恵を受けられるのかを説明します。足立区で保育園を検討しているご家庭にとって、役立つ情報満載です!
ぜひ参考にしてみてください。
幼保無償化対象は3歳から!足立区でも年収に応じて0~2歳児は保育料がかかります
幼保無償化の対象は3歳からとなっており、足立区でも同様の規定が適用されます。3歳以上の子どもは、無償で保育を受けることができます。
参考:足立区ホームページ|幼児教育・保育の無償化について
しかし、0〜2歳児については、保護者の世帯年収に応じて保育料が発生します。今回、無償化の対象外となるご家庭も、しっかりと情報を把握しておきましょう!
足立区認可・認可外での保育料の違いは?
認可保育園
認可保育園の保育料は、自治体が定めており、保護者の世帯年収などに応じて決まります。
3歳以上の子どもは幼保無償化の対象となり、保育料は無償となります。しかし、教材費などの実費は必要なのでご注意ください。
一方、0~2歳児については、世帯年収に応じた保育料が発生します。例えば、課税世帯の第1子の場合、保育料は5,100円~75,500円の範囲内で設定されます。第2子以降の保育料は無料となり、非課税世帯の場合も0~2歳児の保育料は無料です。
クラス | 世帯収入 | 保育料 |
---|---|---|
0~2歳 | 課税世帯(第1子) | 5,100円~75,500円 |
0~2歳 | 課税世帯(第2子以降)or 非課税世帯 | 無料 |
3~5歳 | 所得制限なし | 無料 |
認可外保育園
認可外保育園の保育料は、保育園ごとに独自に設定されており、料金は幅広く、認可保育園より高額になることが多いです。
▽0~2歳児クラス
認可外保育園では、保育料は保育園ごとに設定されており、料金は幅広く異なります。住民税非課税世帯の場合、0~2歳児クラスでは月額42,000円までの保育料が無償となります。それ以外の世帯に対しては、保育料はそれぞれ異なるため、具体的な金額は各保育園に問い合わせる必要があります。
▽3~5歳児クラス
3~5歳児クラスでは、月額37,000円までの保育料が無償となります。無償化の対象となるためには、市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があるでしょう。この認定を受けることで、保護者は一定の保育料補助を受けることができます。
参考:足立区|認可外保育園の利用料について
足立区の認可外保育園の保育料補助について
認可外保育園を定期利用する家庭に対しては保育料の補助があります。補助金額は月ぎめ契約保育料から国の施設等利用費(無償化分)を差し引いた額が対象となります。
▽0~2歳児クラス
住民税課税世帯の第1子:補助対象外
住民税課税世帯の第2子以降:月額67,000円まで補助
住民税非課税世帯(出生順問わず):月額25,000円の補助に加え、施設等利用費として42,000円、合計67,000円まで補助
▽3~5歳児クラス
住民税問わず(出生順問わず): 月額20,000円の補助に加え、施設等利用費として37,000円、合計57,000円まで補助
ご家庭の状況に応じた補助金額を確認し、適切な手続きを行ってください。
【認可保育園の料金についての口コミ】
私たちは共働き世帯で、世帯年収は約1,200万円(夫600万円、妻600万円)です。足立区の認可保育園に2歳の子どもを預けていますが、保育料は月々約43,000円です。
【認可外保育園の料金についての口コミ】
夫婦共働きで、0歳の子どもを認可外保育園に預けています。週5日契約で、1日あたりの保育時間は8時間です。土曜保育や早朝延長保育は別途加算となりますが、基本的な保育料は月額54,200円です。この保育料から、認可外保育園に対する助成を受けることができます。助成を受けることで、家計にかかる負担が軽減され、とても助かっています。
足立区の保育料の平均は月額26,250円
足立区の保育料の平均についてこれから解説していきます。世帯年収に応じた保育料の分布を通じて、保育料の傾向を把握しやすくしました。
参考:統計情報リサーチ|足立区の夫婦と子どもからなる世帯収入
参考:足立区ホームページ|保育料金表
上記のグラフは、横軸が世帯の階層区分、縦軸が割合(パーセント)を示しています。分布を見ると、割合が高いのはD6~D10の階層です。この範囲に多くの世帯が集中しています。
D6~D10の3歳児未満の保育料は21,000円~31,500円(標準保育)の範囲に該当します。したがって、足立区の多くの世帯はこの範囲の保育料を支払っていることがわかります。
そのため、足立区の平均保育料は、21,000円~31,500円の中央値の26,250円あたりといえるでしょう。
片働き・共働き世帯年収別 足立区の保育料目安
足立区の認可保育園の保育料は、世帯年収などによって決定されます。ここでは、0歳児の保育料目安を世帯年収別にまとめました。保育標準時間(1日最大11時間)と保育短時間(1日最大8時間)の2種類に区分されています。
共働き世帯の保育料目安
共働き世帯の場合、世帯年収に基づいて保育料が設定されます。
以下の表は、代表的な年収内訳に基づいた保育料の目安です。
世帯年収(内訳) | 保育標準時間 | 保育短時間 |
---|---|---|
500万円(300・200) | 21,000円 | 20,600円 |
600万円(300・300) | 24,700円 | 24,300円 |
700万円(400・300) | 27,500円 | 27,000円 |
800万円(400・400) | 29,600円 | 29,100円 |
900万円(500・400) | 33,500円 | 32,900円 |
1,000万円(500・500) | 35,200円 | 34,600円 |
1,100万円(600・500) | 38,500円 | 37,800円 |
1,200万円(600・600) | 42,700円 | 42,000円 |
1,300万円(700・600) | 47,000円 | 46,200円 |
1,400万円(700・700) | 57,900円 | 56,900円 |
1,500万円(800・700) | 57,900円 | 56,900円 |
片働き世帯の保育料目安
片働き世帯の場合も、年収に基づいて保育料が異なります。
以下の表は、片働き世帯の年収別の保育料の目安です。
世帯年収 | 保育標準時間 | 保育短時間 |
---|---|---|
300万円 | 12,000円 | 11,800円 |
400万円 | 15,000円 | 14,700円 |
500万円 | 24,700円 | 24,300円 |
600万円 | 27,500円 | 27,000円 |
700万円 | 29,600円 | 29,100円 |
800万円 | 33,500円 | 32,900円 |
900万円 | 37,000円 | 36,400円 |
1,000万円 | 42,700円 | 42,000円 |
1,100万円 | 51,400円 | 50,500円 |
1,200万円 | 57,900円 | 56,900円 |
1,300万円 | 57,900円 | 56,900円 |
1,400万円 | 63,700円 | 62,600円 |
1,500万円 | 63,700円 | 62,600円 |
足立区の保育料は、世帯年収に基づいて設定されます。共働き世帯と片働き世帯では保育料が異なり、年収が高いほど保育料も高くなります。保育標準時間と保育短時間の区分によっても異なりますので、詳細な情報は区役所や保育園に確認することをお勧めします。
また、以下の足立区の認可保育園料金表も参照してみてください。
参考:足立区ホームページ|保育料金表
実際の保育料に関する口コミ
①私たちは夫婦共働きで、世帯年収は約800万円(夫400万円・妻400万円)です。現在、0歳の子どもを認可保育園に預けています。足立区の認可保育園に通わせているのですが、保育料は月額約3万円ほどかかっています。
②共働き世帯で、世帯年収は約1,500万円です。2歳の子どもを足立区の認可保育園に預けており、月々の保育料は約58,000円です。保育園の施設は非常に清潔で、設備も整っており、保育士さんたちも経験豊富で親切です。
③片働き世帯の私たちは、年収は約400万円です。0歳の子どもを足立区の認可保育園に預けています。保育料は月々約15,000円です。最初は保育料が高いのではないかと心配していましたが、実際に利用してみると、保育園の質や保育士さんの対応が非常に良く、安心して子どもを預けることができています。
多子世帯やひとり親向けの足立区保育関連補助金
多子世帯向け補助金
同一世帯で扶養する子が2人以上いる場合、第1子の保育料は全額、第2子以降は無料です。子どもの年齢に関係なく、年長の子から数えます。
ひとり親・障がい者世帯向け軽減
以下の条件を満たす世帯は保育料が軽減されます。
・ひとり親世帯で児童を扶養している場合
・同一世帯内に障がい者、特別児童扶養手当対象児童、国民年金障害基礎年金受給者がいる場合
区民税所得割額が1円〜77,101円未満の世帯は、第1子の保育料が半額になります。
参考:足立区ホームページ|保育料軽減制度についての項目
足立区ホームページでの保育料の調べ方
足立区での保育料を調べるための手順を以下にまとめました。保育料は世帯の所得に基づいて決定され、具体的な金額は自治体のホームページで確認できます。
1. 自分の家庭の「所得割額」を調べる
まず、家庭の「所得割額」を確認します。これは、保育料金を算定する基礎となる情報です。
会社員の場合:毎年5〜6月頃に勤務先から配布される「市町村民税・県民税特別徴収税額通知書」に記載されています。
自営業の方や通知書が手元にない場合:お住まいの自治体や行政センターで「市町村民税・県民税課税(非課税)証明書」を発行してもらい、確認します。
2. 保育時間を確認する
次に、保育時間を確認します。
足立区では「保育短時間(8時間)」と「保育標準時間(11時間)」の2種類の保育時間があり、保護者の就労状況により利用できる時間が異なります。
保育時間 | 説明 |
---|---|
保育短時間(8時間) | 主に両親のいずれかがパートタイム就労を想定 |
保育標準時間(11時間) | 主に両親ともにフルタイム就労を想定 |
3. 保育料の料金表より金額を確認する
”1”で確認した所得割額と”2”で確認した保育時間を基に、足立区のホームページで公開されている「保育料金表」を参照して、具体的な保育料を確認します。
保護者が足立区の保育料金を確認する際には、まず「所得割額」を確認し、その後「保育時間」を確認します。その上で、保育料金表で該当する階層の保育料を確認することが必要です。
足立区の保育園を検索しよう
保活・園見学支援サイトの「ホイシル」を使えば、足立区の保育園を簡単に検索できます。気になる保育園が見つかった場合、サイト内から直接問い合わせることも可能です。
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