就活生は、希望の保育園で保育士として働くために、日々頑張っていると思います。
就活の面接では、言葉遣いや所作などはもちろん評価されますが、今回は身だしなみについてお話します。就活をするうえで、身だしなみは第一印象を左右するためとても大切です。
特に、保育士は子どもや保護者と接するお仕事なので、見た目や清潔感の重要性はとても高いです。
身だしなみと言っても、メイク・髪型・服装・持ち物などいろいろありますが、今回は『保育士の就活における髪型・髪色』についてお話ししたいと思います。
就活を始める前に、押さえておきたい就活の髪型・髪色のポイントについて、ぜひチェックしておきましょう。
保育士にとってなぜ身だしなみが大切なの?
就活では身だしなみを整えることが大切とよく聞きます。
では、保育士にとってなぜ身だしなみが大切なのでしょうか。
保育士は、子どもや保護者、地域の方々など多くの人と日々接する職業であり、その接する保育士の雰囲気や身だしなみによって保育園の印象も変わります。
保育士の服が汚れていたり、ボサボサの髪や過度な髪色では、保護者や地域の方々などに「この保育園は大丈夫なのかな……」と不安視されてしまう可能性があります。
そのため、就活の面接では、保護者や地域住民に良い印象を与えられる人物か、社会人として誠実に対応できる人物かを判断します。その判断する項目の一つとして、身だしなみが重要だと言われています。
髪型別の面接官に与える印象とは?
一言に髪型と言っても、ショート、ロング、パーマなどさまざまです。
まずは、就活時の髪型で相手に与える印象について説明します。
【ショートヘア】
ショートの髪型は明るく活発な印象を与えるので、保育士の就活では好印象を与えることができる髪型です。
実際に保育士として働く際も、激しい運動時も髪の乱れをあまり気にすることなく保育に集中することができるため、おすすめのヘアースタイルでもあります。
ただ、就活中は極端に短すぎたり左右非対称のアシンメトリーな髪型だと、変に個性的な部分が強調されてしまうので、就活時は自然なショートヘアが無難です。
【ロングヘア】
綺麗なロングヘアは女性らしく知的な印象を与えます。
ロングヘアで大切なのは清潔感です。就活では、必ず後ろで結ぶようにしましょう。
結ばずに流していたり、手入れのされていなかったりするロングヘアは、見ていて気持ちのいいものではありません。
保育士は、子どもと接する際には必ず髪を結ぶようにしています。髪の毛を結ばないと髪が子どもの目に当たったり、保育士の表情が隠れてしまう恐れがあるからです。
面接官は、あなたの姿を見ながら実際に保育園で働いている姿をイメージしています。
そのため、保育士としての意思を持って臨みましょう。
【パーマヘア】
パーマは柔らかい人柄の印象を与えます。
就活でおすすめのパーマヘアは、自然な見た目のワンカールパーマやストレートに近い緩やかなパーマです。
ただし、外巻きにパーマをかけると派手に見える場合があるので、できるだけ内巻きにするように気を付けましょう。
ただ、ロングと同じく、髪が長い場合には結んだほうがいいです。
また、パサついて広がった手入れのされていないパーマや、スパイラルパーマのような激しい髪型は絶対にNGです。
就活で大切なのはあくまでも清潔感なので、個性を出すのは我慢しましょう。
【ポニーテール】
ポニーテールは、ロングヘアの方におすすめするオーソドックスなヘアスタイルです。
見た目もすっきりとしていて、面接官に堅実な印象を与えることができます。
ポニーテールを作るときのポイントは、結ぶ高さです。高めの位置は幼い印象を与えてしまいますので、耳の高さか、耳よりも下の位置で結ぶようにしましょう。
【お団子ヘア】
お団子ヘアは明るくすっきりとした印象を与えます。
一つ結びに比べ、髪がしまい込まれているので、「しっかりとしている」「真面目」といった好印象を与えることができます。
しかし、普段の可愛いお団子ヘアとは違って、低い位置でおくれ毛を出さずにきっちりとまとめるようにしましょう。
大きさは女性のこぶし程度。大きくなりすぎてしまったり、まとめるのが苦手な場合は、目立たない色のネットの使用も可です。
緩いお団子ヘアだと自分で気づかないうちに髪型が崩れてしまって面接時にだらしのない印象を与えてしまうかもしれません。
保育士として勤務する際にはシュシュでアレンジを楽しんだり、三つ編みをしてからお団子にしたりとちょっとしたオシャレを楽しめますが、就活時はオシャレさよりも誠実さが求められます。
ヘアーアレンジは、保育士になってからの楽しみにとっておきましょう
保育士の就活でおすすめの髪型
保育士の就活、髪の結び方の基本は一つ結びです。
保育士として働いている人の髪型は、三つ編みや二つ結び、編み込みなど好きな髪型を楽しんでいる人も多くいますが、結び方を楽しむのは保育士になってからです。就活時は、一番清潔感のある一つ結びが無難です。
また、結ぶ基準は肩に髪がつくかどうかです。髪を下ろした状態で肩に着く場合は一つ結びをするとすっきりとした印象になります。
保育士の就活の髪型・髪色で注意すべきポイント
【前髪】
女性の髪型で大きく印象を変えるのが前髪です。
前髪のポイントは、額と眉毛を見せること。眉毛が見えると表情が明るくなり、面接官にも意志の強さが伝わりやすくなります。
前髪は・斜めに流す ・センター分け ・オールバックと、大きくこの三種類に分けられます。
前髪をどうするかは、髪の長さにもよります。
どの前髪でも、面接中は目にかからないよう、ヘアスプレーでしかっりと固めておくといいでしょう。
直毛で斜めに流れない場合は、あらかじめヘアアイロンやカーラーで癖をつけてから流して固めると、綺麗な前髪を作ることができます。
【ヘアゴム・ヘアピン】
ヘアゴムで髪の毛を束ねる際は、黒色のヘアゴムがおすすめです。飾りのついたものや、派手な色のゴムは就活時には避けたほうがいいです。
ヘアピンは,面接だけならOKですが、保育園によっては面接後実際に保育に入ってもらい、その様子で採用判断をするところもあります。
子どもと関わる際のヘアピンは大変危険なので、絶対につけてはいけません。
また、実技試験などで激しく動くと落ちてしまうこともあるので、面接の内容によってつけるべきか外すべきか判断した方がいいです。
【ワックス・ヘアスプレー】
ワックスは、性別にかかわらず使用してもいいのですが、毛先を遊ばせるのではなく、あくまでも髪を整える意識で使ってください。
ヘアスプレーも同様です。ただ、パリパリに固めてしまうと華美な印象を与えてしまうのでNGです。ワックスやヘアスプレーは、髪の毛の乱れを防ぎ、清潔感を与えるために使用するようにしましょう。
注意点としては、香料つきのものではなく無香料のものををおすすめします。
保育士になった場合も、香りの強いものはつけられません。
子どもの鼻は敏感なので、香りで気分が悪くなってしまう子もいます。
香水や香料のついたスタイリング剤はプライベートで楽しむようにしましょう。
【髪色】
保育士の就活での髪色、気になりますよね。
黒髪が無難ですが、暗めの茶色なら許容範囲という園が多いです。
具体的な数字だと7~8レベルであれば落ち着いた印象を与えることができます。
【男性の髪型】
男性の髪型はスーツと同じくらい大切です。
就活が始まる前には、散髪に行き髪型を整えておきましょう。
その際、ツーブロックやきつめのパーマなどの髪型は控えたほうがいいです。
どの様な髪型にしたらいいか分からない場合は、美容師に「爽やかさ・清潔感・フレッシュ感」などのイメージを伝えて散髪してもらうといいでしょう。
髪型にも意識して就活に臨もう!
保育士の就活における髪型はとても重要なポイントです。
髪型が整っている人は、内面もしっかりしていそうな印象を与えることができます。逆に、髪型が乱れていたり傷んでいる方は不潔なイメージを与えてしまいます。
外見の印象は、それだけで内面のイメージと結びついてしまうのです。
自分の髪型に自信がない場合は、写真を撮って友達や家族に送り判断してもらう方法もあります。あなたのことをよく知っている人に客観的に見てもらうことで、就活に適した髪型か見てもらうことができますよ。
あなたの良さをしっかりと採用担当者に知ってもらうためにも、身だしなみをしっかりと整え、最大限の魅力を伝えましょう。そして、あなたが希望の保育園に就職できるといいですね。