【キャラクターOK!?】保育実習でのエプロンの選び方を紹介 マナー

【キャラクターOK!?】保育実習でのエプロンの選び方を紹介

はじめての保育実習は、とても緊張するものですよね。持ち物ひとつとっても、どのようなものを用意すればいいのかわからず不安になることもあるでしょう。

保育実習の事前準備のなかでも、エプロン選びに悩む方は多いようです。どのような種類、色、素材のものを用意すればいいのか、キャラクターものを使ってもいいのかどうか……考えれば考えるほどわからなくなるのではないでしょうか。

元保育士の筆者は、過去7回の保育実習を経験してきました。同じようにエプロン選びに悩んだ経験もありますし、実際に保育士として働いてきたなかでエプロン選びの大切さも知っています。

今回は、元保育士の目線でどのようなエプロンを選べばいいのか詳しく解説します!保育実習に適したエプロンを選び、安心して実習を迎えましょう。

保育実習に適したエプロンを選ぶ5つのポイント

保育実習がはじまる前に押さえておきたいエプロンの選び方を、5つに分けてご紹介します。
このポイントを押さえるだけで、保育実習にぴったりのエプロンを選ぶことができますよ。

種類はフルエプロンかスモックエプロンを選ぼう!

エプロンの種類は大きく分けると3つあります。

エプロンの種類

カフェエプロン・・・胸当てなしの、腰に巻くエプロンのこと。
フルエプロン・・・肩から膝あたりまでを覆う袖なしのエプロンのこと。後ろを紐で結ぶタイプとそのまま被るタイプがある。
スモックエプロン・・・袖ありのエプロンのこと。割烹着ともいう。

上記3つの種類がありますが、エプロンは必ずフルエプロンスモックエプロンを選びましょう。

なぜなら、保育士は子どもとかかわるなかで、何が起こるか分からない仕事だからです。製作活動で絵の具が付いたり、子どもが嘔吐してしまったりと、汚れる場面が多々あります。0歳児クラスでよだれや鼻水がついてしまうこともあるでしょう。

フルエプロンやスモックエプロンであれば、保育中に着替えなければいけない場合も、エプロンだけ着替えれば済むという大きなメリットがあるのです。

実際に筆者が保育実習へ行ったときも、子どもが嘔吐したものを被りましたが、フルエプロンを着ていたおかげで下の服まで大きく汚れずに済みました。

ただし感染症での嘔吐などの場合は、エプロンで覆いきれていない部分に飛沫が飛んでいる可能性もありますので、衣服も着替える必要があるでしょう。

フルエプロンの種類

フルエプロンには、後ろを紐で縛るタイプとそのまま被るタイプ(店頭で購入する場合、左右をボタン留めしてあるタイプが多いですね)がありますが、おすすめはそのまま被るタイプです。

紐で縛るタイプは通気性がよく快適ですが、子どもが紐をひっぱって外れてしまい、ときには転んで怪我をする可能性もあります。

そのまま被るタイプであれば、前も後ろも同じような作りになっているため安全で、かつササッと着ることができるメリットがあります。

このように子どもとかかわる場面を想像しながら、エプロンを選べるといいですね。

フルエプロンとスモックエプロンはどちらがいいの?

フルエプロンとスモックエプロンではどちらを選んでもかまいませんが、保育実習の時期や地域によって、寒い場合はスモックエプロンを選ぶのもよいでしょう。

ただし保育実習では子どもと一緒に身体を動かして遊ぶことが多いので、袖なしタイプのフルエプロンも用意することをおすすめします。

また、冬場の保育実習で、外に散歩へ出かけるときに防寒のひとつとしてスモックエプロンを着ていくのもよいでしょう。エプロンの上からジャンパーを着る保育士も多いですが、慣れていない実習生の場合、スモックエプロンのほうが動きやすく子どもへの対応もスムーズにできるというメリットがあります。

ただし冬場の気温が低かったり雪遊びをするような地域では無理せず暖かい服装で実習に臨んでくださいね!

明るい色のエプロンを選ぼう!

ここからは、エプロンの色や柄、素材などはどういった種類を選ぶとよいかについて解説いたします。

まずは色合いについてです。濃いめの色のほうが汚れが目立たないように思いますが、保育実習でのエプロンは明るい色合いのものがおすすめです。

大きな理由としては、明るい色や淡い色を着ていると、子どもや保護者の方に明るい印象を持ってもらいやすいからです。

色が与える印象の特徴として、暗い色は面積が大きければ大きいほど暗く、明るい色は面積が大きければ大きいほど鮮明に見えると言われています。

さきほどエプロンの種類の項目で、保育実習にはフルエプロンかスモックエプロンがよいとお伝えしましたが、その2種類のエプロンを身につけていると体のほとんどが覆われている状態になりますよね。

つまり暗い色のエプロンを着ていると、その人の印象まで暗く見えてしまうということになります。

保育実習は短期間で行うものですから、出来るだけ早くにいい印象を持たれたいですよね。

明るい色や淡い色を選ぶことで、元気で明るく、優しい印象を持たれるようにしましょう。

素材は通気性のいいものを選ぼう!

エプロンの素材は、通気性のいいものを選びましょう。

一般的に店頭で購入できるエプロンの素材は、綿やポリエステルが主流です。

保育士になってからはもちろんそうですが、特に保育実習では「お姉さん、お兄さん先生、遊んで! 」と子どもたちから大人気になりますので、気がついたら汗びっしょり、ということも多いでしょう。

そのため、少しでも過ごしやすい通気性のいい素材を選べるといいですね。

大きなポケットのエプロンがオススメ!

ポケットの存在、実は保育士にとってはとても重要です。

保育実習中はペンとメモ帳、ポケットティッシュなどを入れておくのが一般的ですが、突然子どもから「先生これ持ってて! 」「先生にプレゼント! 」といろいろなものを渡される場合があります。

その都度、ロッカーにある自分のカバンにしまいに行くことは当然できませんから、一旦ポケットのなかに入れることになりますよね。

そんなときに役立つのが大きなポケットが付いているエプロンというわけです。

気がつけば宝の山になっていることもしばしばですが……(笑)

エプロンを選ぶときにひとつ、ポケットにも注目して探してみてください。

キャラクターものは確認しよう!

保育実習の準備でエプロンを買いに行くと、人気のキャラクターがデザインされたかわいいエプロンがたくさんあり、目移りしてしまうことでしょう。

エプロンを選ぶときに、キャラクターが付いているエプロンはいいの? と悩む方もいるかもしれません。

結論からいうと、園の保育方針によります。

筆者としてはエプロンのキャラクターがきっかけで子どもと会話ができたり、赤ちゃんをあやしたりすることができるので、おおいにおすすめしたいところです。しかし実習園の保育方針や園のカラーによっては、キャラクターものがダメだったり、動物ならOKだったりと使えるエプロンが変わってきます。

一度エプロンを買ったら保育実習の期間、そして就職してからも使い続けるかもしれません。

長い間使うことや、どの園でも使えることを考えると、キャラクターものよりも動物をモチーフとしたものを選ぶほうが安心かもしれません。

キャラクターが付いているエプロンしか持っていない方は、実習園のオリエンテーションで使ってよいか確認してみてください。

また、保育実習では自分の名札を手作りしてつけていくこともあると思います。

華美なデザインのものを選ぶとせっかくの名札が見えにくく、名前を覚えてもらうことに支障が出てしまうかもしれませんので、そのあたりも考慮してみてくださいね。

保育士がエプロンをつけるメリット

ここまで、どんな種類を選べばよいのかというエプロン選びのポイントを解説してきました。

ではなぜ、保育士はエプロンを付けるのでしょう。そのメリットを知っておくと、よりエプロンが選びやすくなると思います。

メリット①:汚れから衣服を守ることができる

先ほどもお話しした通り、急な汚れから衣服を守ることができます。
子どもの鼻水や嘔吐、製作時の汚れなど保育中に汚れることは日常茶飯事です。

しかし、汚れるたびに着替えに行くというのはなかなか難しいです。保育室に保育士が1人の場合、ケンカや怪我などのトラブルが起きる可能性もあるので子どもだけを残して場を離れることはできません。

しかし、エプロンを替えるだけなら、子どもの目の前でもすぐに行うことができますよね。

メリット②:子どもや保護者から独自の印象を持たれやすい

特に柄物のエプロンを着ていると、その印象であなたのことを覚えてもらいやすくなります。
保育士はコミュニケーションがとても大切です。

まずは子どもに覚えてもらうことが信頼関係を築くための第一歩となりますので、「〇〇のエプロンをつけているのが自分の先生」というように、エプロンには子どもが保育士を覚えやすくなるというメリットがあるといえます。

自分の印象の一部となるように、エプロンの色や柄を選んでみましょう。

メリット③:保育の道具になる!

エプロンは、ときに心強い相方となってくれることがあります。

たとえば保育実習の初日、子どもの前での挨拶をどのようにしようかと悩むことがあるかもしれません。

そのようなときに、エプロンのなかに自己紹介のアイテムを忍ばせておいたり、仕掛けつきのエプロンを着てエプロンシアターのような遊びを取り入れたりすることで、子どもが実習生に注目しやすくなります。

エプロンを何枚か用意する際に、このように印象づけられるエプロンを1枚選んでみるのもいいですね。

エプロンを用意するときの4つの注意点

エプロンを用意する時には注意してほしい点もいくつかありますので、確認しておきましょう。

枚数に余裕をもって用意しましょう

エプロンは、汚れたり、汗をかいたりしたときにすぐに替えられるように、着ていくもののほかに2枚くらい多く持っていきたいところです。また、保育実習は毎日行うものですから、洗い替えも含めて4〜5枚は用意しておくのがベストでしょう。

清潔感のあるエプロンを持って行きましょう

エプロンに既に汚れが付いているもの、畳まずにカバンのなかでぐちゃぐちゃになっているものなど、清潔感に欠けるものはNGです。
子どもや保護者の方、一緒に働く保育士からの印象が台無しになってしまいます。
汚れが目立つ部分は下洗いをしたり、しっかりシワを伸ばしてから干して畳んだものを持っていくようにしましょう。

糸のほつれやボタンが取れかかっていないか確認しましょう

買ったばかりのエプロンはボタンが緩く付いていたり、糸が長くほつれていたりすることもあるため、注意して確認しましょう。
たとえばボタンが落ちて小さな子どもが誤飲してしまうような、思わぬ事故に繋がる危険があるからです。
筆者も働いていたときには、洗うたびに注意してエプロンを観察していました。
ボタンのないエプロンを選ぶことは難しいので、日々の確認を怠らないようにしましょう。

匂いはキツすぎないようにしましょう

意外と気になるのが、柔軟剤の匂いがキツすぎることです。汗をかくと、その匂いが気になるため、つい多めに柔軟剤を入れてしまうこともあるかもしれませんが、子どもの嗅覚は敏感で強い匂いが苦手な子もいます。

普段香り付きの柔軟剤を使っている場合は、エプロンだけでなく実習に着ていく服も合わせて、無香料や消臭タイプの柔軟剤で洗うようにすると安心です。

自分に合うエプロンを見つけて保育実習を乗り切ろう!

今回は保育実習のエプロンの選び方についてお話しました。
種類や色、柄はどんなものがよいのか、そしてエプロンをするメリットについて理解できたのではないかと思います。
エプロンの選び方ひとつで、保育実習を有意義に過ごせるかどうかが決まると言っても過言ではないくらい、エプロン選びは大切なものです。
ぜひ、今回の解説を参考に自分に合ったエプロンを選んでみてください。

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