子どもを保育園に預ける場合、多くの方が気になるのが“お迎えの時間”ではないでしょうか。「残業で遅れたらどうしよう」「間に合うかな」と不安な方に向けて、この記事では江戸川区の保育時間や延長保育、実際のお迎え時間について紹介します。
江戸川区の保育園の保育時間
江戸川区の保育園に預けられる時間は、標準時間保育(最長11時間)と短時間保育(最長8時間)の2つの区分に分かれます。この区分は保護者の就労状況などに応じて区が認定をおこないますので、保護者が自由に選べるわけではありません。
江戸川区にある保育園の開所時間は、種別や園によって異なります。
区立保育園の開所時間
区立保育園の開所時間は以下のとおりです。
開所日:月曜日から土曜日
休園日:日曜日、祝日(振替休日を含む)、年末年始(各園が指定する日)
開所時間:7時30分から18時30分
延長保育時間:18時30分から19時30分
私立保育園・認定こども園の開所時間
私立保育園・認定こども園の開所時間は以下のとおりです。
開所日:月曜日から土曜日
休園日:日曜日、祝日(振替休日を含む)、年末年始(各園が指定する日)
開所時間:園により異なる
延長保育時間:園により異なる
参考:令和6年度版 【令和6年4月~令和7年3月入園】認可保育園入園のご案内|江戸川区ホームページ
休日保育について
江戸川区は2024年6月から休日保育を実施しています。実施日は日曜日のみですが(祝日・振替休日・年末年始12月29日〜1月3日は対象外)、追加費用がかからず月額の保育料内で利用できるのが利点です。利用時間は9時から17時まで。専用フォームから1か月単位で申し込みができます。
休日保育の条件
- ・保育認定(2号・3号認定)を受けている江戸川区民であること
- ・保護者それぞれが就労認定を受けていること
- ・1歳クラス以上で通常給食が食べられること
- ・同居の祖父母がいる場合は、祖父母も日曜日に勤務している等の事情があること
- ・月額保育料を滞納していないこと
- ・休日保育を含めて月25日以内の利用であること
江戸川区の保育園の延長保育
延長保育は園によって実施の有無が異なります。そのため延長保育を申請する場合は、まず希望する園が延長保育をおこなっているかを確認する必要があります。また延長保育にも定員があるので、入園申請時に空き状況も併せて確認しておきましょう。
延長保育の実施有無と延長保育時間については、江戸川区ホームページをご確認ください。
参考:認可保育園(区立・私立)|江戸川区ホームページ
延長保育の条件
勤務時間等の理由で、18時30分から19時30分の間に保育ができない場合。
延長保育の申し込み方法
区立の場合は区が利用調整をおこないますが、私立の場合は各園に直接申し込みが必要です。
延長保育料
延長保育を利用する場合は、通常の保育料とは別に延長保育料がかかります。負担額は各家庭の所得等の条件によって異なります。なお令和5年10月から認可保育園等に通う第2子保育料が無償化となっていますが、延長保育料は対象外です。
参考:利用者負担額(保育料)|江戸川区ホームページ
江戸川区の実際のパパママのお迎え時間
実際にパパママはどのように子どもを送迎しているのでしょうか。いくつかの送迎パターンの一例を紹介します。
保護者の勤務形態 | パパママとも、フルタイム出社の場合 | パパ:在宅ワーク ママ:フルタイム出社 | パパ:フルタイム出社 ママ:短時間勤務出社 |
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預け時間 | 8時ごろ | 9時ごろ | 8時30分ごろ |
お迎え時間 | 18時~18時30分ごろ | 18時ごろ | 17時~17時30分ごろ |
延長保育利用時間 | 18時30分~19時30分まで | 18時30分~19時まで | 利用なし |
パパママ分担 | 登園はパパ、お迎えはママ担当イレギュラー時は相談 | 登園はパパ、お迎えはママ、イレギュラー時はパパ | 登園もお迎えもママ担当 |
送迎のパパママ担当分担は、事前の話し合いとシミュレーションが大切です。残業が発生する場合、園から呼び出しがあった場合、誰がどう対応するのかをあらかじめイメージしておきましょう。近隣の祖父母にサポートを頼む場合も、想定される送迎の頻度や手順などを伝えておくとスムーズです。
お迎えが間に合わない…時に江戸川区で使えるサポート
江戸川区では子どもの一時預かりや送迎を支援する制度が充実しています。事前登録しておけば「いざ」というときに便利なので入園前にチェックしておくとよいでしょう。
ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポートとは、地域で子育ての助け合いをおこなう制度です。保育園への送迎や降園後の一時預かり、通院時の子どもの預かりなどを依頼することができます。
依頼できる内容
- ・保育園、幼稚園、すくすくスクールなどへの送迎と預かり
- ・保育施設、降園後の預かり
- ・兄弟姉妹の学校行事の際の預かり
- ・保護者の病気や通院時の子どもの預かり
- ・保護者の買い物やリフレッシュなどの際の子どもの預かり
ファミリー・サポートは時間外利用を依頼できるので、19時30分以降に子どもを預けなければならない場合に便利です。利用には会員登録が必要で、利用申し込みからマッチングまで2週間程度かかります。
参考:ファミリー・サポート・センターとは │ 江戸川区
ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)
江戸川区では東京都の制度を活用し、ベビーシッター利用料の一部を補助しています。江戸川区在住の未就学児の保護者であれば、保育園や幼稚園を利用している方や育休中の方でも利用可能です。
利用上限は児童1人当たり年間144時間まで、ふたご・みつご等の多胎児の場合は児童1人当たり年度内288時間までとなっています。
※入会金、会費、交通費、キャンセル料、保険料、おむつ代等の実費、クーポン・ポイント利用(※)で割引された料金等は補助対象外です。
利用方法は東京都の認定事業者一覧の中から事業者を選んで、直接契約を結びます。支払いも事業者へ直接おこない、その後提出書類を揃えて、区に補助金を申請する流れです。
参考:令和6年度ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援) │ 江戸川区
保育ママ制度
保育ママ制度は、区の認定を受けた保育ママの自宅で子どもを預かってもらえる江戸川区独自の制度で、生後9週(57日)目から1歳未満の子どもが対象です。登録には書類審査や面接などの手続きが必要ですが、区が仲介してくれるので安心して利用できます。
参考:愛情たっぷり保育ママ │ 江戸川区
江戸川区の保育園を検索しよう
保活・園見学支援サイトのホイシルでは、江戸川区の保育園を簡単に検索できます。
気になる保育園があれば、サイト内からお気軽にお問い合わせください。